2009年01月08日

市川治氏 ご逝去

声優の市川治氏が1月2日に 心不全 で亡くなっておられました。

私の知る限りでは、若々しくハリのあるお声で いつもハッキリと語ってくださる方でした。
最近では、ゲームのCVもこなしておられたとのこと。

また、「産地直送」の言葉を造語されたり、新幹線の「ご当地チャイム」を発案されるなど、センスのよいアイデアマンでいらしたようです。
口調だけでなく、キレのよいリズムを持って 人生を送られていた方だったのですね。

幼い頃から私の感性を育んでくださった方が、またお一人 旅立たれてしまいました。
寂しく悲しいことですが、別離よりも感謝の意をもって お送りする言葉とさせていただきたいと思います。

ありがとうございました。

(合掌)




●関連情報
ウィキぺディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%82%E5%B7%9D%E6%B2%BB
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2009年01月03日

「カムイ外伝」の画像

今年9月公開の映画「カムイ外伝」。
昨年末、その公式サイトに最初の画像が掲げられました。

どうやら、今回のカムイは、アニメや初期原作漫画版の柄の着物を着ていないようです。
(そういえば、この映画の題材を描いた漫画は劇画版の絵柄でした。)
くすんだ花柄は「傾(かぶ)き者」のようでもあり、インパクトの強いものとなっています。

また、「生き抜け!負けるな」のキャッチコピーは、ちょっと違和感もありますが、それだけに内容への関心が高まる思いです。

公開まであと8ヶ月。
映画館で観ることは無理かもしれませんが、公開が楽しみです。

 


●関連情報
映画「カムイ外伝」公式サイト
http://www.kamuigaiden.jp/
posted by blanka at 10:53| 映画 | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

「サイボーグ009」公式サイトの主旨

2009年となりました。
今年も思いつきやメモを書き留めていこうと思います。


さて、その2009年。
1000年に一度の「009」の年、と銘打って
サイボーグ009公式サイト 「009ing」
がオープンしました。


作品解説サイトとしては出遅れた印象すらありますが、画期的と言えるのは「サイボーグ009」を商用的に展開し、その収益の一部を 義援金・寄付金 などの基金にまわす、と謳っている点でしょう。
「平和の戦士」たるゼロゼロナンバーサイボーグたちにはふさわしい役割です。


「平和」と対に語られるのは「戦争」であることが多いようです。
そして、この「戦争」の活性化に伴って 科学が進歩してきたことも、よく知られている事実です。
科学の進歩は「覇者となるためのステップ」だったわけですが、同時に 社会や個人の生活の水準をあげる結果にもなりました。

では、「戦争」ではなく 「生活の向上」のために、科学を発展させていくことを目指すべきではないのか。
ここに初めて、科学者の「モラル」が覚醒するのです。


「サイボーグ009」最初のエピソード「誕生編」を読んでいると、作者自身がこの思いに確信を抱いていたことを感じます。
ギルモア博士は、「科学者のモラル」そのものと言ってもよいでしょう。
そしてそれは、「平和の戦士」という肩書きでゼロゼロナンバーサイボーグに反映されているのです。


但し、「収益を基金にまわす」と謳っても、商品である以上 そのものに魅力がなければ効果がありません。
主旨に見合うようなポピュラーでユニークなモノがたくさん企画されるよう、期待して見守りたいと思います。



 


●関連情報
サイボーグ009公式サイト 「009ing」
http://009ing.com/

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2008年12月26日

コミック版「小川のメダカ」

「小川のメダカ」。
OAVを観たのをきっかけに、原作本を読み返したくなって、本の山の中から掘り出してきました。

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収録書名 : 『日本漫画家大全 石ノ森章太郎 自伝名作集』
著者 : 石ノ森章太郎
発行所 : 株式会社 双葉社
発行年月日 : 1997.08.15
体裁 : 21cm 213p. ソフトカバー
税込価格 : 1,050円  (本体 : 1,000円)
ISBN : 4-575-28757-1
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私の持っている収録本は、上記のものです。
現在も販売されているのか、また、他に収録本があるのかどうか、については よくわかりません。

OAVを観たものの、原作の方は印象が薄くて、咄嗟に内容を思い出せませんでした。
「これ(OAV)とは違ったような気がする...??」と、漠然と感じたのみ。
読み返してみたところ、OAVとは少し視点が違ったんだな、と納得が行きました。

原作コミック版「小川のメダカ」は、大人から観た「子どもの情操教育への危機感」が土台のひとつになっています。
「小川のメダカ」というのは、大人(=父親=石ノ森先生)が子どもだった頃に、自分の情操を育んでくれた“自然”“生き物”というものの 象徴 でもあるわけです。

今の子どもたちには、情操を育んでくれる「小川のメダカ」的なものが 身近にない。
これを知らないまま放置しておくのは、父親である自分の“職務怠慢”ではないだろうか。
今からでも遅くないから、子どもを「小川のメダカ」のいる自分の故郷へ連れて行こう。

語弊があるかもしれませんが、問題提起の部分は こんなところです。

しかし、故郷も都会化していて、「小川のメダカ」を見つけることはできなかった。
落胆し嘆息したものの、子どもたちが“今身近にあるもの(テレビドラマ)”から感銘を受けていることに気づき、「それでいいんじゃないでしょうか」と思い到る... と、まあこういうお話です。

幼い頃、“心”を育ててくれたものは、自分にとっては「小川のメダカ」だったんだよ。
だからと言って、それを押し付ける必要はない。
言い換えれば、「情操」は子どもたちの心の中に元からあるもので、成長するにつれて「心情」として発露してくるものだ、とも取れます。
それはそれで、静かですが真理を説いた語りだと思います。

OAV版では起承転結じたてにしたことで「物語」になりましたが、コミック版はエッセイであり評論でもあります。
ただ、どちらにも「親が子どもを見る目」が描かれている点は同じ。

このストレートな情愛のまなざしが、石ノ森萬画の命だものね、と再認識した次第です。
posted by blanka at 15:10| 漫画 | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

OAV「小川のメダカ」ほか

杉並アニメーションミュージアムで開催中の
石ノ森章太郎生誕70周年記念 『石ノ森章太郎展 〜石ノ森アニメの世界〜』。
今日は、OAVの上映会へ行って来ました。

今日観た作品は
・『小川のメダカ』 (石ノ森章太郎ふるさと記念館オリジナル)
・『消えた赤ずきんちゃん』 (石ノ森章太郎萬画館オリジナル)
・『龍神沼』 (同上)
の3本です。

メモ書き程度ですが、感想を書き記しておきたいと思います。



『小川のメダカ』 (石ノ森章太郎ふるさと記念館オリジナル)

この作品のテーマは、ざっと3つある。
・美しいふるさと
・石ノ森章太郎氏の創作
・親子(家族)の絆

このうち、初めのふたつについては、短時間ながらうまく織り込めたと思う。
どちらも“ビジュアル”な形で表現することで、わかりやすく かつ センスよく仕上がっている。

ふるさとの四季。
流れる雲、水田、たんぽぽの綿毛、メダカ、蛍、舞い散る紅葉、雪。
存在するけれども姿の見えない「風」。

石ノ森氏の創作活動については、実はあまり描写されていないのだが、最後に出る
「石ノ森章太郎の作品には、いつも風が吹いている」(うろおぼえ)
の一文で、表現しきってしまったのは見事。

ただ、「親子の絆」については、ドラマ仕立てになっていたせいか、ありがちなものに感じられてしまった。
お父さん(石ノ森氏)が子どもたちに向って
「マンガ家はウソをつきません」
という場面で、005に変身していたのは、わけもなく可笑しかった。ペーソスすら感じた。

絵柄の好みは個人差の大きいところですが、私は監督をされた村野守美氏の絵柄が好きなので、全般的に好印象でした。



『消えた赤ずきんちゃん』 (石ノ森章太郎萬画館オリジナル)

石ノ森キャラで「スターシステム」と言ったところ?
結構古いキャラも登場していて、「これは!…なんてったっけ??」と首をひねってしまったり。
(実は まだ思い出せずにいるキャラもいます。うーん、出所はなんて作品だったかな;)
考えてみると、結構チャレンジャー精神にあふれているかもしれない。

が、「スターシステム」というのは、なかなか扱いづらいものだと思います。
多発すると「マンネリ」「ウンザリ」「またか」の印象を深めることになりかねない。
慎重に、効果的に 活用してほしいです。

内容は、先のよめる展開ではありましたが、単純なだけに安心して笑えました。
声優が2名だけで、声音を使い分けている、という点も、素直にスゴイ!!と思えます。

アバン(導入パート)に井上和彦氏の声の009が登場。
本家の石ノ森章太郎萬画館では、009の視線の先に石ノ森先生の人形を置いて 会話している演出のようですが、それがないと一人芝居のようでちょっと寂しいです。
(これは「龍神沼」も同じ)



『龍神沼』 (石ノ森章太郎萬画館オリジナル)

言わずと知れた、石ノ森先生のイチオシ作品。
先生ご自身もとても気に入っておられたそうです。

15分という短い上映時間でしたが、ストーリーはきちんと追えていました。
ツボな場面も美しく描かれていましたが、原作ファンならばカットされた場面に未練のある方も多いかもしれません。

が、私としては、これでいいようにも思えます。
というのは、ともすれば抽象的で難解になりがちな“ファンタジー”の部分にこだわらず、「わかりやすさ」を見失わずに制作されているからです。

上映が終わった後、私のとなりに座っていた4歳くらいの男の子が、「村長さんはどうなったの?」と、お父さんらしき人(たぶん30代)にたずねていました。
質問としては的確です。(村長さんがどうなったのかは、想像はつくけれども明記はされていませんものね。)
この質問を聞いたとき、プロデューサー陣の目標はクリアされているな、と実感しました。

絵柄や声などで気になったところ も書いておきます。

まず、顔立ち。
これは原作に忠実に描かれていました。このことじたいは、嬉しかったです。
が、一様に 白目を肌色に塗っているのには違和感を感じました。
神主さんや村長さんのような、ハッキリと白黒が描き分けられている目でさえも、白目が肌色。

主人公・研一さんとユミちゃん。
二人とも、腕のヒジから先・足のヒザから下 が、デフォルメで太く描かれています。
確かに原作にもそういう傾向はあるんですが、その他の部分がスタイリッシュなシルエットなので、妙に気になってしまう。
(時期的に「メトロポリス(2001)」と重なっており、作画監督や原画などに同じ方が携わっておられるせいか、メインキャラクター他に似通ったムードが漂っています。)

また、二人の身長差が開いていて、小学生と高校生、という感じの年齢差を感じました。
原作ではねえ、せいぜい2歳前後の年の差だと思ってたんですよね。

そして、声優さん。
最近の声優さんを知らないせいもあるでしょうが、見事にお名前を存じ上げない方ばかりでした。
先入観なく新鮮に観ることができたのはよかったと思います。



スタッフロールを一部メモしてきましたので、「関連情報」の下に記しておきます。
書き間違いなど不正確な箇所もあると思われますので、鵜呑みにはしないでください。




●関連情報
杉並アニメーションミュージアム
http://www.sam.or.jp/index.php
石ノ森章太郎作品展 詳細
http://www.sam.or.jp/event.php#186
石ノ森章太郎ふるさと記念館(宮城県登米市)
http://www.city.tome.miyagi.jp/kinenkan/
石ノ森章太郎萬画館(宮城県石巻市)
http://www.man-bow.com/manga/
「メトロポリス」公式サイト
http://www.bandaivisual.co.jp/metropolis/staff.html

 
 スタッフリスト
posted by blanka at 22:53| 動画 | 更新情報をチェックする

2008年12月22日

国宝 阿修羅展

「興福寺創建1300年記念」と銘打って、「国宝 阿修羅展」が開催されます。

期間 : 2009年03月31日(火) 〜 06月07日(日)
場所 : 東京国立博物館 平成館 (上野公園)

「阿修羅」と聞くと、光瀬龍氏の小説「百億の昼と千億の夜」を連想します。
萩尾望都先生のコミカライズ作品が有名ですが、私は これ以前に週刊少女コミックのコラムで竹宮惠子先生が紹介のカットを描いておられたのを思い出します。
(ピンポイントな思い出ですが、どこかであの絵と再開できないものかな...)

上の展覧会と連動して、「阿修羅ファンクラブ」なるものが発足した様子。
これもなにやら愉しそうなソサエティです。
あわせてご紹介しておきます。



●関連情報
朝日新聞社 「国宝 阿修羅展」 公式サイト
http://www.asahi.com/ashura/
阿修羅ファンクラブ 公式サイト
http://www.ashura-fanclub.jp/
posted by blanka at 13:03| 見聞 | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

「石ノ森章太郎を語る」

11月26日より 杉並アニメーションミュージアムで
石ノ森章太郎生誕70周年記念 『石ノ森章太郎展 〜石ノ森アニメの世界〜』
が、開催されています。
昨日、そこで行われた第一回目のトークイベントに参加してきました。

トークイベント「石ノ森章太郎を語る」 2008/12/20(土)
司会 : 鈴木伸一氏 (館長・マンガ家・アニメーター)
ゲスト : 丸山昭氏 (元・講談社編集者)、水野英子氏(マンガ家)、よこたとくお氏(マンガ家)

内容を「関連情報」の下にメモ書き程度に記しておきます



●関連情報
杉並アニメーションミュージアム
http://www.sam.or.jp/index.php
石ノ森章太郎作品展 詳細 (トークイベント申込の説明あり)
http://www.sam.or.jp/event.php#187

 トークイベント覚書
posted by blanka at 14:34| 見聞 | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

「風のガーデン」最終回

昨日、「風のガーデン」最終回を見ました。


すでにシナリオ本を購入していたのですが、俳優さんたちの解釈というフィルターを通して発せられた台詞には、全く違ったニュアンスが生まれることを実感しました。

また、シナリオになかった場面で泣きそうになった箇所もあります。
演出家のフィルターも、かなり味なことをやってくれます。

フィルターというなら、もっともわかりやすいフィルターはカメラそのものでしょう。
最終回では、カメラが上方へ移動するワークが効果的でした。
これは、死に行く主人公・貞美の視線を表現しているのだと思われます。
つまり、天使(?)になって、フワーッと宙へ舞い上がるようなイメージだろう、と。

安易なメルヘンと批判する向きもおありでしょうが、これまで貞美の「死への道程」を感情移入しながら見守ってきた視聴者にとっては、救いを感じられるフィルターです。


設定上でも、考えさせられた箇所がたくさんありました。

「家族の再生」がテーマということですが、登場人物の多くが、何かしらウソをついているのが気になる展開でした。
ウソというのは、人間関係の潤滑油でもある、という設定なのかな。
... 肯定することにはためらいがあるけど、否定できないのも確かですね。

もうひとつのテーマの「家庭での死」も 感動的に描かれていました。
これをきっかけに、介護のあり方を見直す方も多いことでしょう。
ただ、「家庭での死」が、必ずしも万人の理想形では「ない」ことも 承知しておくことは大事です。
死をむかえる・死を見守る よりよい方法は ひとつではありません。


クランクアップの場面は、最後の看病のシーンだったそうです。
(黒木メイサさんは、後日 追加撮りがあったということですが。)
あのわずか数日後に、緒形拳氏は還らぬ人となりました。
そう思うと、ドラマに描かれている「いかに死ぬか」とは別に、「最期まで、どう生きるか」というテーマを 実感せざるを得ません。

続編が期待できないのが惜しいドラマでした。。




●関連情報
「風のガーデン」 フジテレビ オフィシャルサイト
http://www.fujitv.co.jp/garden/index.html
緒形拳 公式ホォムペェジ 「ハラハチブンメー」
http://ogata-ken.com/

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2008年12月18日

浅草 羽子板市

浅草で開催中の羽子板市に行って来ました。

代わり雛同様、時期ものの羽子板が御目当てでした。
今年はバカボンのパパが多かったです。
羽子板の意匠に採用されようとは、亡くなられた作者さま、夢にも思っておられなかったことでしょう。。

他に目に付いたのは、アンパンマン。
これはもう「時期もの」というより「定番」なのかもしれません。

仲見世に御土産物屋さんには、政治家をキャラクターにしたお菓子などもありました。
地元の方々のユーモアセンスを感じます。

羽子板市は、明日19日までの開催です。



 

●関連情報
「羽子板市 2008」 (レッツエンジョイ東京)
http://matsuri.enjoytokyo.jp/12-01/

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2008年12月14日

「篤姫」最終回

今日、2008年NHK大河ドラマ「篤姫」 最終回『一本の道』 を見ました。
高視聴率を保ったまま、視聴後も爽やかな思いを残してくれたドラマだったと思います。

最終回では、本作最大の見せ場である『無血開城』はすでに終わっており、天璋院(篤姫)も大奥を去った後のエピソードとなりました。
つまり、その後の歴史の動きをピンポイントにおさえつつ、篤姫の人生の終焉を見せる、というスタイルです。
自然、主人公の活躍というものはあまりなく、生活の中の心の機微が軸となっています。

その生活とは、「明治の生活」。
つまり、今の私たちの社会に身近な時代のものでもあります。
それまで描かれてきた「江戸」という近世は、最終話で「明治」という近代に置き換わってしまった。
最終回は、主人公のドラマとしては盛り上がりに欠けたかもしれませんが、「歴史」を実感できるインパクトは大きかったと思います。

サブタイトル『一本の道』は、篤姫の少女時代を支えたお世話役・菊本の言葉でしたが、彼女のこの言葉は最終回では出てきませんでした。
そこのところが、私としては少々残念でした。。

また思いつくことがあれば、ここに追記します。



 

●関連情報
NHK大河ドラマ 公式サイト (毎年変ります。)
http://www3.nhk.or.jp/taiga/

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